−こと(ま)(koto7)−
・子供扱い(こどもあつかい) 人を軽くあしらうこと。または、大人を子供のように扱うこと。
・事も有ろうに(こともあろうに) 他にもっと相応(ふさわ)しいものが色々とあったであろうに。非常に好ましくない事態が起きたことを悔しがる場合に言う。 類:●選(よ)りに選って 例:「事もあろうにあいつに話しちゃうなんて」
・子供隠された鬼子母神のよう(こどもかくされたきしぼじんのよう) 大切なものを失って、悲しみのあまりうろたえ騒ぐ様子。 類:●取り乱す
・子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの(こどもしかるなきたみちだもの、としよりわらうないくみちだもの) 子供の過(あやま)ちを無闇の叱るものではなく、老人の言動を軽々しく笑うものではない。自分も子供の頃に同じ過ちをした筈だし、やがて年を取れば同じような言動をするようになるということ。 ★後に「来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道」と続く。 ★作者は不詳。妙好人(=浄土宗の信徒の誰か)という。永六輔が著作『大往生』で、愛知県の犬山で見たビラの言葉を広めたという。
・子供騙し(こどもだまし) 子どもを騙すときに使うような見え透いた方法。相手を馬鹿にするような、見え透いた作り事。
・言悖って出ずればまた悖って入る(こともとっていずればまたもとっている) 他人の悪口を言うと、他人からも悪口が返ってくる。
・事も無げ(こともなげ) 1.何事もなかったように。何とも思わない様子。 類:●平然と 例:「事も無げに答える」 2.非常に容易(たや)く。訳もないと言わんばかりに。 類:●訳なく●訳がない 例:「事も無げにやってのける」
・子供の喧嘩に親が出る(こどものけんかにおやがでる) 1.子供同士の喧嘩に親が干渉するのを謗(そし)る言葉。2.つまらないことを騒ぎ立てて、外から口出しすること。また、大人気(おとなげ)がないこと。
・子供の使い(こどものつかい) 要領を得ない子供のような使い。あまり役に立たない使い。
・子供の根問い(こどものねどい) 子供が根掘り葉掘り問うこと。
・子供は風の子(こどもはかぜのこ) 子供が冬の寒風も厭(いと)わずに、元気に戸外で遊ぶことを指す喩え。 ★続けて「大人は火の子」などとも言われる。焚き火や火鉢の火に当たっているの意。