−こう(ま)(kou7)−
・子馬の朝勇み(こうまのあさいさみ)[=朝駆け] 初めに力を入れ過ぎて、最後までいかないうちに疲れてしまうことの喩え。 類:●痩せ馬の道急ぎ●竜頭蛇尾
・高名盗み(こうみょうぬすみ) 他人の手柄を横取りして自分のものにすること。また、その人。
・高名の中に不覚あり(こうみょうのなかにふかくあり) 得意になっている時には、えてして失敗の種を蒔(ま)き易い。
・功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる) 歴史書に記録されるような功績を立てる。名前を後世に伝え残すこと。 類:●名を竹帛に垂る 出典:「後漢書−ケ禹伝」「禹得効其尺寸、垂功名於竹帛耳」
・公明正大(こうめいせいだい) 公平で心を隠し立てせず、少しも私心がなく正しいこと。
・毫毛斧柯(ごうもうふか) 邪魔になる木は芽のうちに摘(つ)まないと、大きく育って斧を使わなければならなくなる。災いは小さいうちに除いてしまうべきであるということ。 類:●二葉にして絶たざれば斧を用うるに至る●涓涓(けんけん)塞(ふさ)がざれば終(つい)には江河となる 出典:「戦国策」
・蝙蝠が燕を笑う(こうもりがつばめをわらう) 似たり寄ったりの者が、少しばかりの優劣をとやかく言うこと。 類:●青柿が熟柿弔う●猿の尻笑い●目糞鼻糞を笑う
・蝙蝠も鳥の内(こうもりもとりのうち) 蝙蝠も飛ぶからには鳥の同類であるということ。 1.微力なものや詰まらないものでも仲間の一部であるということ。 類:●目高も魚の内 2.優れた者の中に詰まらない者が混じっていること。 類:●目高も魚の内●雑魚の魚交じり●ゴマメの魚交じり