−くき(kuki)−
・釘が利く(くぎがきく)[=応(こた)える] 確かな効き目がある。意見をしたことなどの効果がある。
・釘になる(くぎになる) 寒さなどで手足が冷え凍(こご)える様子。
・釘の裏を返す(くぎのうらをかえす)[=根を〜・穂を〜] 打った釘の先の裏側へ出た分を打ち曲げて抜けないように固定することから、間違いないように念を押すことの喩え。 類:●裏釘返す
・釘の折れ(くぎのおれ) 釘が折れたり砕けたりした状態に似ているところから、文字が下手なことの喩え。 類:●悪筆●金釘流●折釘流
・釘を刺す(くぎをさす)[=打つ] 相手が約束を破ったり、逃げ口上を言ったりできないように、諄(くど)いくらい固く約束しておく。また、相手の行動を予測してきつく注意する。 類:●楔(くさび)を刺す●釘を打つ●駄目を押す