−くれ(kure)−
・紅は園生に植えても隠れなし(くれないはそのうにうえてもかくれなし) 紅花(べにばな)は、花がたくさん咲いている庭園に植えても、埋もれてしまうことなく一際(ひときわ)人目を引く。優れた人物は、どこにいても自然と目立つものであるという喩え。 類:●嚢中の錐●鶏群の一鶴●異彩を放つ●頭角を現す
・暮れ泥む(くれなずむ)・暮れ滞む 夕方、日が暮れそうでなかなか暮れないでいること。 例:「暮れなずむ町の光と影の中」
・暮れぬ先の提灯(くれぬさきのちょうちん) 1.夜に足元を照らす提灯を、まだ明るいうちに灯しても役に立たないということ。2.転じて、役に立たない者のこと。 類:●昼行灯