−くそ(kuso)−
・糞桶の紐通し(くそおけのひもとおし) 肥桶(こえおけ)の紐通しの穴が二つ並んでいて、その形が鼻に似ているところから、低い、胡座(あぐら)鼻のこと。 類:●肥桶の紐通し
・糞真面目(くそまじめ) 極度に真面目で融通の利かない者のこと。 類:●石頭●堅物
・糞味噌(くそみそ) 1.価値があるものとないものの見極めが付かず、同等に扱うこと。 類:●味噌も糞も一緒 2.まったく下らないものとして、悪く言うこと。 類:●襤褸糞●散々●味噌糞 例:「糞味噌に貶(けな)す」
・糞も味噌も一緒(くそもみそもいっしょ)
・糞を食らえ(くそをくらえ)[=糞食らえ] 1.相手の言葉や行為に対して、自棄(やけ)を起こしたり、罵(ののし)ったりするときにいう言葉。 類:●勝手にしろ●どうにでもなれ●糞でも食らえ●尻を食え 2.くしゃみをした時に、風邪を引かないように言う呪(まじな)いの言葉。
・糞を垂れる(くそをたれる) 不義理をする。 類:●恩を仇で返す 例:「慈悲を垂れれば糞垂れる」
・九損一徳(くそんいっとく) 「鞠(まり)は九損一徳」の略。蹴鞠をやっても十中九までは損で、得るところは殆どないということ。転じて、費用が懸かるだけで、得るものが殆どないこと。