−まる(maru)−
・丸い卵も切りようで四角(まついたまごもきりようでしかく) ものごとも、言い方、やりようによって、円満にもなり角も立つということの喩え。「ものも言いようで角が立つ」と続く。 ★調子を7・5調にして、「う」を省くことが多い。
・丸く納まる(まるくおさまる) ものごとがどこにも角張ったところがなく円満な状態になるという意味で、ものごとが荒立つことなく、穏やかに落着する。 類:●丸く行く
・丸くとも少し角あれ(まるくともかどあれ)[=一角(ひとかど)あれ] 性格が円満なのは良いけれども、場合によっては少し角が立っている方が良い。人間には、しっかりした一面も必要である。
・丸くなる(まるくなる) 性格の角が取れて、柔和(にゅうわ)になる。 例:「50歳を過ぎてすっかり丸くなった」
・丸坊主(まるぼうず) 1.頭髪を全部短く刈ったり剃ったりした頭。2.山に木がまったくない状態。また、木の葉が全部落ちてしまった様子。
・丸め込む(まるめこむ) 1.丸めて中に入れる。2.巧妙に言い包めて、他人を自分の思い通りにする。 類:●抱き込む●籠絡(ろうらく)する●丸める。 例:「役人を丸め込む」