−まと(mato)−
・的が立つ(まとがたつ) 天罰を受ける。 類:●罰が当たる
・的に当たる(まとにあたる) 当たるべきところに正しく当たるという意味で、予想などが的中したり、自分の意図した通りに事が進んだりすること。 類:●図に当たる
・窓の蛍(まどのほたる) 学問に努力することの喩え。苦学することの喩え。 類:●蛍雪 故事:「晋書−車胤伝」 中国の晋の車胤(しゃいん)は、蛍を集めてその光で書を読み学問に励んだ。
・窓の雪(まどのゆき) 苦学することの喩え。 類:●蛍雪 故事:「晋書−車胤伝」 中国の晋の孫康(そんこう)は、雪明かりで書を読む苦労をした。
・まどろこしい・まどろっこしい → 間怠っこい
・的を射る(まとをいる) 的確に要点を捉える。 類:●正鵠を得る●肯綮に当たる●当を得る●壺に嵌まる 例:「的を射た意見」 ★「的を得る」を誤用とする向きも多いが、『中庸』「失諸正鵠、反求諸其身」から発生した「正鵠を得る」からの転用なので、誤用とは言い切れない。