−まわ(mawa)−
・回し者(まわしもの) 敵の中に密かに紛れ込んで、その内情を探る者。 類:●間者●間諜●スパイ
・回しを取る(まわしをとる) 遊郭で、一人の遊女が複数の客を掛け持ちにする。
・真綿で首を締める(まわたでくびをしめる)
・真綿に針を包む(まわたにはりをつつむ) 表面は優しそうに見せながら、内面には悪意を潜ませていることをいう。柔らかい真綿に針を隠して、相手を刺すということから。 類:●笑みの中(うち)に刀を礪(と)ぐ●綿に針を包む
・回り諄い(まわりくどい) 直接的でなく、遠回しで煩(わずら)わしい。迂遠(うえん)である。 用例:滑・浮世風呂−三「廻りくどい事をお云ひだのう」
・回り回って(まわりまわって) ものごとが順々に回って行く様子。また、人から人へと伝えられていく様子。 例:「良いことをすれば、回り回って自分に帰ってくる」
・回れ右(まわれみぎ) 身体を右に回して後ろ向きの姿勢を取ること。多く、号令として用いる。