−めは(meha)−
・目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう)
・目は豪毛を見るも睫を見ず(めはごうもうをみるもまつげをみず) 細い毛を見分けることはできても、自分の睫は見られない。兎角(とかく)自分の欠点には気付かないものである。 類:●目で目は見えぬ
・目は心の鏡(めはこころのかがみ)[=窓] 目はその人の心のありさまをそのままに映し出す鏡(窓)のようなものだということ。
・目端が利く(めはしがきく) 1.その場その場に応じて、よく才知が働く。素早く見て取る。気転が利く。 類:●目先が利く●先見の明がある 2.抜け目がない。
・目端を利かす(めはしをきかす)[=利かせる・利く] 素早く適切な判断を下す。何かに付けて、良く気を配る。気を利かせる。 類:●めかりを利かす●目先を利かせる
・目は空(めはそら) 肝心な物に目を向けないで、他に気を取られている状態。
・目八分に見る(めはちぶんにみる) 尊大な態度で相手を見る。他人を見下す。高慢な態度を取る。
・目鼻が付く(めはながつく) 1.目・鼻があるべき所にきちんとあって整っている。整った顔立ちをしている。2.ものごとが、ほぼできあがる。大体の事が決まったり、結果の予想が立ったりする。大方の見通しが立つ。 例:「仕事の目鼻が付く」
・目鼻を付ける(めはなをつける) ものごとの大体の決まりをつける。大体の筋を決めたり、どうなるか予想を立てたりする。 類:●埒(らち)を明ける