−めり(meri)−
・減り込む(めりこむ) 1.力や重みのために、押し付けられるようにして、別のものの中に深く嵌(は)まり込む。 用例:雑俳・柳多留−三六「土手へ鳥居がめりこんだやうに見へ」 例:「強烈な蹴りが鳩尾(みぞおち)に減り込んだ」 2.沈むように凹(へこ)む。陥没(かんぼつ)する。また、押されて凹む。 例:「追突されて減り込んだバンパー」 ★「める」は、「減る・下る」の字を当て、「少なくなる」「低くなる」の意味。
・滅り張り(めりはり) 1.緩(ゆる)むことと張ること。特に、邦楽や歌舞伎で使い、音の高低や抑揚、演技の強弱や伸縮に付いて言う。 類:●滅上=乙甲(めりかり) 例:「生活に滅り張りを付ける」 2.転じて、ものごとをてきぱきと処理すること。 例:「仕事に滅り張りを付けなさい」