−めさ(mesa)−
・目先が利く(めさきがきく) 先の見通しが利く。当座の処置が巧くできる。 類:●気転が利く●目端が利く
・目先を変える(めさきをかえる) 当座の趣向を変えて、目新しくする。
・目先を眩ます(めさきをくらます) その場の事情を誤魔化して、当座を分からないように逃(のが)れる。
・目敏い(めざとい) 1.見付けることが早い。目が早い。 類:●目早い 用例:狭衣−四「ひき隠し給を、例のめざとく見てけり」 2.目が覚めるのが早い。眠りから覚め易い。 類:●いざとい 用例:雑俳・童の的−一「居なじまぬ内は女の目ざとくて」 3.ものごとを見抜くのが早い。抜け目がない。 用例の出典:童の的(わらわのまと) 雑俳。1冊。竹翁散人遺編。 宝暦4年(1754)。・・・詳細調査中。
・目覚しい(めざましい) 1.ものごとが心外であり、目も覚める思いがする。驚き呆れたり、不快に思ったりするほどのこと。 類:●目障りである●気に食わぬ 用例:蜻蛉−上「めさましと思ひしところは、いまは天下のわざをしさはぐときけば、心やすし」 2.ものごとが素晴らしく目も覚めるほどである。驚くほど素晴らしい。驚くほど立派である。また一般に、評価すべき状態が際立っている様子。 用例:源氏−若菜下「めさましき女の宿世かな」 例:「目覚ましい躍進」 ★動詞「めざむ」の形容詞形。古くは「めさまし」とも。<大辞林(三)>
・目障り(めざわり) 1.物を見るのに邪魔になること。また、その物。2.見て気に障ること。見て不愉快に感じること。また、その物。