−めを(さ)(mewo3)−
・目を覚ます(めをさます) 1.眠りから覚める。目覚める。また、眠らないでいる。2.吃驚(びっくり)する。驚く。3.意識を正しく呼び起こす。迷っているのを正しい道に戻す。4.何かがきっかけになって、それまで気が付かないでいた自分の性質や欲望などを自覚する。何かをきっかけに、抑えられていた感情などが動き始める。 例:「凶暴性が目を覚ます」
・目を皿にする(めをさらにする) 目を大きく見開く。物を探し求めたり、驚いたりしたときなどの目付き。
・目を三角にする(めをさんかくにする) 目に角(かど)を立てて、恐い目付きをする。 類:●目を怒らす
・目を忍ぶ(めをしのぶ) 人目に付かないようにする。目立たないように事をする。 類:●目を盗む
・目を白黒させる(めをしろくろさせる) 1.悶(もだ)え苦しんで目の玉を動かす。物を咽喉(のど)に詰まらせたりして、苦しむ様子。2.吃驚(びっくり)仰天して慌てる。酷(ひど)く驚き、まごつく様子。
・目を据える(めをすえる) 目を動かさずに一点を注視する。
・目を澄ます(めをすます) 落ち着いて見詰める。熟視する。 用例:平家−一「諸人目をすましけり」
・目を注ぐ(めをそそぐ) 1.目をそちらに向ける。2.注意して見る。注目する。
・目を欹てる(めをそばだてる) 横目で見る。目を逸(そ)らす。 類:●目を側める
・目を側める(めをそばめる) 憎悪や畏怖(いふ)のためにまともに見ることができないで、目を横に向ける。横目で見る。疎(うと)んじて見る。 用例:源氏−桐壺「上達部、上人なども、あいなく、めをそはめつつ」
・目を背ける(めをそむける) 視線を他へ移すという意味で、そのまま見るのに堪えられないで視線を外すこと。また、関わりたくない事から逃げること。 類:●目を逸(そ)らす
・目を逸らす(めをそらす) 1.視線を別の方向に向ける。2.見ないようにする。 例:「現実から目を逸らす」