−めや(meya)−
・目安上げる(めやすあげる) 訴状を提出する。訴訟を起こす。 用例:浄・大経師−上「返事次第に、五日には目安げると」
・目安を付ける(めやすをつける) 目当てとなる印を付ける。また、凡(およ)その見当を付ける。
・目病み女に風邪引き男(めやみおんなにかぜひきおとこ) 1.目の病気に罹(かか)っている女は涙目で目が潤(うる)んでいるように見えて色っぽい、風邪を引いて喉(のど)を痛めている男は声がハスキーで色っぽいということ。また、目を紅絹(もみ=紅で染めた絹布)で押さえる女と、白い布を首に巻いた男は小粋(こいき)である。2.異性の一時的な魅力に惑(まど)わされるなという戒(いまし)めとしても言う。