−みく(miku)−
・三種の宝物(みくさのたからもの)[=宝・神宝(かんだから)] 「三種の神器」のこと。
・見下す(みくだす) 1.上から下の方を見る。俯瞰(ふかん)する。 類:●見下ろす 用例:日葡辞書「シタヲmicudaxeba(ミクダセバ)」 2.心の内で見下げる。劣っていると見る。 類:●侮(あなど)る●見下ろす●見縊る●見下げる 用例:源氏−玉鬘「参りつどふ人の有様どもみくださるる方なり」
・三行半(みくだりはん) 1.江戸時代、庶民の間で夫から妻または妻の父兄に宛てた離別状の別称。 例:「三行半を突き付ける」 2.転じて、離縁すること。離縁されること。また、比喩的に、関係を断つこと。 ★簡略に記すと三行半になることから<大辞林(三)> ★一般的には「離縁する旨」、「離縁の理由」、「再婚の許可」を簡潔に書いたもの。
・見縊る(みくびる) 軽く見て侮(あなど)る。見下(くだ)す。見下げる。軽蔑する。 類:●舐める●馬鹿にする 例:「若いからといって見縊ってはいけない」 用例:滑・浮世風呂−二「片片どのは見くびってふてるの」
・見苦しい(みぐるしい) 1.外から見るのが辛(つら)いような風情(ふぜい)である。見るに堪(た)えない様子。 用例:大和−147「みぐるしく歳月を経て、人のなげきをいたづらにおふもいとほし」 2.みっともない。醜(みにく)い。 用例:枕草子−109「色くろき人の生絹の単着たる、いと見ぐるしかし」 例:「見苦しい負け方」 3.見辛(づら)い。見るのが困難である。 用例:宇津保−楼上下「みぐるしうまだあやめも見えざりしをだに」