−みも(mimo)−
・み文字(みもじ)・味文字 味噌を指す女房詞。 ★「みそ」の後半を略して文字をそえた語<国語大辞典(小)>
・見も知らぬ(みもしらぬ) 見たこともなく知りもしない。会ったこともなく、全く知らないということを強調して言う言葉。 例:「見も知らぬ男」
・身も蓋もない(みもふたもない)[=実も〜] 表現が露骨過ぎて、情緒も含蓄もない。直接過ぎて、話の続けようがない。 類:●鰾膠(にべ)もない 例:「そう言ってしまっては、身も蓋もない」 ★容器の身(本体)も蓋もなく、何もかも曝(さら)け出している状態のことで、含蓄(がんちく)も情緒(じょうちょ)もないということ。
・身も細る(みもほそる) 心労で身体が痩(や)せる。 例:「身も細る思い」
・身も世もない(みもよもない)[=あらず・あられず] 我が身のことも、世間の手前も考えていられない。酷(ひど)く取り乱した様子。 例:「身も世もなく泣き崩れる」