−みて(mite)−
・見て呉れ(みてくれ) 1.他人の目に立つような言動や服装。 用例:談・つれつれ孳か川−一「諸事見てくれを専として」 2.見掛け。体裁(ていさい)。外観。 例:「見て呉れが悪い」 用例:滑・浮世床−二「見体(ミテクレ)は立派だが、世人に解せず」 ★「これを見て呉れ」と見せびらかす意から<国語大辞典(小)> 用例の出典:つれつれ孳か川(つれづれ???) 談義本?洒落本?・・・調査中。
・見ての通り(みてのとおり) 見ている通りの有り様である。 例:「見ての通りの貧乏暮らし」
・見ては極楽住んでは地獄(みてはごくらくすんではじごく)[=見ての〜]・[=住みての地獄] 外部から見ていたのと、自分で実際に経験したのとでは大きな相違があることの喩え。 類:●聞いて極楽見て地獄
・見て見ぬ振り(みてみぬふり) 1.見ても見ないような素振りをする。 類:●見て見ぬ風(ふう) 2.実際に見てもわざと見ないように振舞う。また、咎(とが)めないで見逃す。