−みや(miya)−
・脈が上がる(みゃくがあがる)[=切れる] 1.脈搏が途絶える。死ぬ。 用例:浮・好色五人女−5「脈が上がりて誠のわかれとなりぬ」 2.前途の見込みがなくなる。望みが絶たれる。 用例:滑・浮世風呂−2「六十じやあ脈が上がつたよのう」 類:●脈がない●脈が切れる 反:■脈がある
・脈がある(みゃくがあがる) 1.脈搏が絶えないでいる。生きている。2.前途の見込みがある。まだ望みが残されている。 類:●脈あり 例:「返事が来たのなら、まだ脈がある」
・脈を繋ぐ(みゃくをつなぐ) 1.脈搏が絶えないように、生命を繋ぎ留めるという意味で、どうにか生きている様子。2.僅(わず)かな望みをまだ残していることの喩え。
・脈を取る(みゃくをとる)[=見る] 医者が、脈搏を調べて診察する。 類:●脈を見る●脈を引く
・土産話(みやげばなし) 旅先や出先で見聞きしたできごとについての話。 例:「良い土産話ができた」
・都落ち(みやこおち) 1.都にいられなくなって地方へ逃げ出すこと。 類:●零落 2.都会(特に東京)を離れて地方で就職すること。地方の事務所へ転勤させられること。