−むさ(musa)−
・無財餓鬼(むざいがき) 1.財物がない餓鬼。極めて貧しくて食物を食おうとしてもそれができない餓鬼。 反:■有財餓鬼 2.転じて、人を罵(ののし)って言う言葉。
・無策の策(むさくのさく) 策がないことが策である。対応策を立てない方が、また、謀(はかりごと)を巡らさない方が、余計な策を弄(ろう)するよりも、ずっと良い結果が得られるということ。
・むさ苦しい(むさくるしい) 汚らしい。だらしがなくて不潔である。 類:●むさくろしい 例:「むさくるしい髭面」 用例:人情・珍説豹の巻−前「汚穢(ムサクル)しい所へ大町さまの若旦那大三郎さまが」 用例の出典:珍説豹の巻(ちんせつひょうのまき) 人情本。・・・調査中。
・貪らざるを以って宝と為す(むさぼらざるをもってたからとなす) 人からものを取り貪らない廉潔(れんけつ)こそが、私の宝である。無欲の精神を大切なものとすること。 出典:「春秋左氏伝−襄公十五年」「子罕曰、我以不貪為宝、爾以玉為宝、若以与我、皆喪宝也」 ★宋(そう)の宰相・子罕(しかん)の言葉。