−むて(mute)−
・無手勝流(むてかつりゅう) 1.剣術の卜伝流(ぼくでんりゅう)の異称。2.戦わないで相手に勝つこと。力でなく策で勝つこと。3.自分勝手な方法。自己流の遣り方。 ★剣豪塚原卜伝が、渡し船の中で真剣の勝負を挑まれたとき、相手を先に州の上に上がらせ、自分は船中にあって竿で船を突き離し、「戦わずして勝つ、これが無手勝流だ」と言ってその血気を戒めたという故事から<国語大辞典(小)>
・無鉄砲(むてっぽう) 理に適(かな)うかどうかを良く考えずに、また、前後を考えずにものごとを行なうこと。向こう見ずに行動すること。また、その人。 類:●むてっぱち ★「無点法(むてんぽう)」の変化とも、「無手法(むてほう)」の変化ともいう。「無鉄砲」は当て字<国語大辞典(小)>