−なむ(namu)−
・南無三(なむさん) 「南無三宝」の略。 1.仏教用語。「三宝」は、仏・法・僧の三つを指す。三宝に帰依(きえ)し奉(たてまつ)るの意で、三宝に呼び掛けて仏の救いを求める言葉。 用例:光悦本謡曲・邯鄲「げに何事も一炊の夢、南無三宝南無三宝」 2.突然の出来事に驚いたり失敗したりして発する言葉。 類:●しまった 用例:幸若・信太「しづめの石ばかりをば、たんふとうち入南無三宝」 用例の出典@:邯鄲(かんたん) 謡曲。四番目物。各流。古名「邯鄲枕」「盧生(ろせい)」。「邯鄲の枕」の故事に取材したもの。 用例の出典A:信太(しだ) 幸若舞。室町時代。・・・調査中。