−なた(nata)−
・名立たる(なだたる) 有名な。著名な。評判が高い。主に、武勇の面で名が高いことを示したが、現在では、広く一般に使われる。 用例:読・弓張月−前「名(ナ)たたる為朝を見んとて」 ★「名立(なだたり)」の連体形から<国語大辞典(小)>
・菜種梅雨(なたねづゆ) 1.三月下旬から四月にかけて、菜の花が咲く頃に降る暖かい長雨。2.陰暦三、四月頃に吹く東南の大風。
・宥め賺す(なだめすかす) 宥めて相手の気持ちを解(ほぐ)す。慰めて、相手の気持ちを変えさせる。また、相手の心を和らげて、自分に都合の良いように仕向ける。 例:「泣く子を宥め賺す」
・雪崩れ込む(なだれこむ) 雪崩が崩れ落ちるように、多くの人や物が一度にどっと入り込む。 例:「開店と同時に客が雪崩れ込んできた」
・雪崩を打つ(なだれをうつ) 雪崩が起こるように、大勢の人が同時に動くこと。多くは「雪崩を打って…する」の形で用いる。 例:「雪崩をうって敗走する」
・鉈を貸して山を伐られる(なたをかしてやまをきられる) 鉈一本を貸したばかりに山全体の木を伐られるということで、厚意を仇で返されること。 類:●庇を貸して母屋を取られる
・鉈を振るう(なたをふるう) 思い切った処置をする。予算や人員などを大幅に削って大整理を行なう。 類:●大鉈を振るう●リストラする