−なわ(nawa)−
・縄に掛かる(なわにかかる) 「縄」は捕縄(とりなわ)のこと。罪人などが捕まって縄で縛られること。
・縄にも蔓にも掛からぬ(なわにもかずらにもかからぬ) 縄でも、蔦でも縛ることができないということで、どうにもならない。なんとも処置に困る。 類:●箸にも棒にも掛からない
・縄張り(なわばり) 1.縄を張り渡すこと。土地などに縄を張って境界を定め、所有者などを明らかにすること。また、家屋などを建てる際に建築物の位置を定めるため、図面通りに、敷地に縄を張ること。区画すること。或いは、そのような区画。2.博徒(ばくと)、やくざ、暴力団などの親分の勢力範囲。また一般的に、ある人の勢力範囲や専門とする領域。 例:「暴力団の縄張り争い」 3.能や歌舞伎などの見世物で、縄を張って観客を入れる座席を区画すること。また、その一区画。4.動物が、ある期間一定の範囲を占有して、侵入者を排除する行動が見られるとき、その占有地域。 類:●領分●テリトリー
・縄を入る(なわをはいる) 田畑の面積を測量するため、縄を張る。 類:●縄入れする●丈量する●縄を打つ
・縄を打つ(なわをうつ) 1.縄を引き延べて、土地などを仕切ったりする。縄張りをする。また、田畑の面積を測る。 類:●縄を入る 2.縄を掛けて縛る。罪人などを、捕えて縄で縛る。
・縄を掛ける(なわをかける) 罪人などを、捕えて縄で縛る。