−ねか(neka)−
・願い下げ(ねがいさげ) 1.願い出たことの取消しを申し出ること。願書などを取り下げること。2.一旦希望した事を自分から止(や)めたいと申し出ること。また、頼まれても引き受けないこと。頭を下げてでも拒絶したいこと。 類:●お断り 例:「そんな昇進なら、こっちから願い下げだ」
・寝返る(ねがえる) 1.寝たまま、身体の向きを変える。寝返りを打つ。2.味方を裏切って敵方に付く。 類:●寝返りを打つ
・願ったり叶ったり(ねがったりかなったり) 願いや希望の通りになること。全て思い通りであること。 類:●思うたり叶うたり
・願ってもない(ねがってもない) 願っても簡単には叶いそうもないことが、図らずも叶うようだ。
・根がない(ねがない)[=もない] 根拠がないという意味で、証明できるようなはっきりとした資料や証拠がないということ。 類:●根も葉もない
・根がなくとも花は咲く(ねがなくともはなはさく) まったく事実無根であっても、噂というものは、暫(しばら)くの間飛び交(か)うものである。
・根が生える(ねがはえる) 根が生えたように動かないという意味で、その場にすっかり腰を据えて落ち着くこと。 類:●尻を据える
・値が張る(ねがはる) 値段が普通より可成り高いという意味で、高価であること。
・根から(ねから) 1.根本からそういう状態である。 類:●元から●始めから●根こそぎ●根っから 例:「根からの遊び人」 用例:評判・色道大鏡−五「ねから催(もよほ)したる病人とはおもはれず」 2.(打消しや否定的な表現と呼応して、それを強める) 殆(ほとん)ど問題にもしないで否定する気持ち。 類:●まったく●更々●根っから 例:「根から分からない」 用例:浮・傾城禁短気−五「根から厭と思召す男ならば」
・根から葉から(ねからはから) 全然。一切。「根から」を強めた言い方。 用例:浄・薩摩歌−鑓じるし「ねからはから聞ねば」 ★「葉から」は「根から」に語調を合わせたもの<国語大辞典(小)>