−ねの(neno)−
・根の国(ねのくに) 死者の霊が行くと考えた地下にある世界。また、海上彼方にあると考えられていた世界。日本古代の他界観の一つ。 類:●底の国●黄泉(よみ)●黄泉の国●根堅州国(ねのかたすくに)
・根の苦いとろろは葉も苦い(ねのにがいとろろははもにがい) 根が苦い山芋はその葉まで苦いものである。性根(しょうね)が腐っている者は、その行ないも正しくないものであるということの喩え。また、心が正しくない者は、見るからに悪そうな顔をしているということの喩え。