−にか(nika)−
・二階から目薬(にかいからめぐすり)
・逃した魚は大きい(にがしたさかなはおおきい)
・荷が重い(にがおもい) 背負っている荷物が重いということから、責任が重大だということ。また、責任や負担が大きく負い切れない。
・荷が下りる(にがおりる) 任務を完了する。責任や義務がなくなってほっとする。
・荷が勝つ(にがかつ) 荷物が重過ぎる。また、責任や負担が標準を越えている。
・苦瓢にも取柄あり(にがひさごにもとりえあり) 苦くてとても食べられない瓢箪でも、何かの役には立つものである。物には何か長所があるということ。 類:●能無しの能一つ●愚者も千慮に一得有り●破れ鍋も三年置けば用に立つ
・苦味走る(にがみばしる) 1.顔付きに渋みがある。特に、男の顔に付いて言う。厳しく引き締まった男らしい顔付きのこと。 用例:洒・青楼楽種「にかみはしった顔付で」 2.苦々しい気持ちがさっと顔に現われる。 用例:洒・野路の多和言「我をまことにあいすにあらずとにがみばしって言へば」 用例の出典@:青楼楽種(せいろうたのしみぐさ) 洒落本。雲中舎山蝶(うんちゅうしゃさんちょう)。安永4年(1775)。・・・詳細調査中。 用例の出典A:野路の多和言(のじのたわごと) 洒落本。楽山子。安永7年(1778)序。1冊。・・・調査中。
・苦虫を噛み潰す(にがむしをかみつぶす)