−にち(niti)−
・日限を差す(にちげんをさす) 日時を指し示すということから、予め期限を区切ること。
・日常茶飯事(にちじょうさはんじ) 毎日の有り触れたものごと。 参考:茶飯事(さはんじ) 茶を飲み飯を食うように、珍しくもない日常普通のこと。ごく有り触れたこと。また、日常行っている容易いこと。
・日日是好日(にちにちこれこうじつ) 毎日毎日が平和なよい日であること。 出典:「碧巌録」
・日曜大工(にちようだいく) 余暇に趣味として行なう簡単な大工・指物仕事。また、それをする人。
・二張の弓(にちょうのゆみ) 二つの弓の意味から、節操を変えること。武士が二心を抱くことや、女が夫と死別または生別して他の夫を持つこと。 用例:三河物語−二「又家康得逆心をする物ならば、二てうの弓成」 用例の出典:三河物語(みかわものがたり) 江戸前期の自叙伝。3巻。大久保彦左衛門忠教。元和8年(1622)成立。主家徳川氏の、天下統一に至る歴史と大久保一族の功績を述べ、自己の体験と子孫への教戒を語る。仮名混じりの、独特の表記・文体で記される。 人物:大久保彦左衛門(おおくぼひこざえもん) 江戸初期の旗本。1560〜1639。名は忠教(ただたか)。徳川家康に仕えて戦功をたてる。秀忠、家光にも仕え、旗本中に重きをなした。著「三河物語」。