−のほ(noho)−
・野方図(のほうず) 1.人を人とも思わない振る舞いや態度のこと。 類:●横柄●傍若無人 例:「野放図な生活」 2.際限のないこと。締まりがないこと。 例:「野放図もなく広がる公害」「管理が野放図になる」 ★一説に「のふうぞく(野風俗)」の変化という<国語大辞典(小)>
・野方図もなく(のほうずもなく) 際限もなく。途方もなく。「方図」は、限り・際限という意味。
・上り一日下り一時(のぼりいちにちくだりいっとき) 坂道を上るには一日掛かっても、同じ道を下るには僅(わず)かな時間しか掛からない。ものごとを築き上げるのには多くの時間や労力が必要だが、壊すのはあっという間だということ。 類:●一夜乞食
・上り大名下り乞食(のぼりだいみょうくだりこじき) 出発のときは華やかだったのに、帰路がみすぼらしいこと。
・上りての世(のぼりてのよ) 遡(さかのぼ)っての世。昔の世。上代。