−のこ(noko)−
・鋸座敷(のこぎりざしき) 押して切り、引いて切る鋸のように、二つの座敷を行き来するという意味から、遊郭で太鼓持ちなどが二つの座敷の客を掛け持ちして、両方から金を貰うこと。
・残らず(のこらず) あますところなく。 類:●すべて●悉(ことごと)く●全部
・残り多い(のこりおおい) 心残りが多い。残念だ。 類:●残り惜しい 用例:枕・一三六「のこりおほかる心地なんする」
・残りの月(のこりのつき) 明け方、空に残っている月。 類:●有明の月●残月(ざんげつ)●残んの月
・残り物には福がある(のこりものにはふくがある)
・残る隈なし(のこるくまなし) 隅(すみ)から隅まで残るところがない。すべて明らかである。