−のん(non)−
・暢気(のんき)・呑気・暖気 1.気晴らし、気散じをすること。 用例:雑俳・秀吟三百番「入聟が葬礼に出てのんきする」 2.気が長いこと。気分や性格がのんびりしていること。ものごとにあまり気を使わないこと。 例:「呑気に暮らす」 ★「のん」は「暖」の唐宋音。「呑気」「暢気」は当て字<国語大辞典(小)> 用例の出典:秀吟三百番(しゅうぎんさんびゃくばん) 雑俳。・・・調査中。
・のんこのしゃあ[=しゃんこ] 暢気で、しゃあしゃあしていること。平気で、図々しいこと。また、その人。 類:●いけ洒々
・呑太郎(のんたろう)・飲太郎 1.好んで大酒を飲む人。また、頻繁に酒を飲む人を人名のように言った呼び方。 類:●飲み助●飲兵衛 2.暢気(のんき)な人。3.芝居などを、無銭で見物する人。
・飲兵衛(のんべえ) 好んで大酒を飲む人。また、頻繁に酒を飲む人を人名のように言った呼び方。 類:●飲み助●呑太郎
・のんべんぐらり・のんべんだらり だらしなく過ごす様子。なす事もなく無駄に時間を浪費する様子を表わす言葉。 用例:人情・娘消息−二「今までの様にのんべんぐらりと、遊んぢゃア暮されねえぜ」 ★「のんべんくらり」とも<国語大辞典(小)> 用例の出典:教外俗文娘消息(きょうげぞくぶんむすめしょうそく?) 人情本。・・・調査中。