−のの(nono)−
・のの様(ののさま) 幼児語。日・月・神・仏など、尊ぶべきものを指して言う。 類:●のの 用例:俳・談林十百韻「あれ有明のののさまを見よ」 2.知能が低くて、子供のような人を嘲って言う言葉。〔俚言集覧〕 用例の出典:談林十百韻(だんりんとっぴゃくいん) 俳諧。江戸談林俳諧初の書。田代松意編。延宝3年(1675)。2冊。寛文13年(1673)に、貞門俳諧の停頓期に相当し、新風を起こすべく松意らは「誹諧談林」なる会所を結成した。延宝3年、内藤風虎の誘いによって西山宗因が大坂から江戸に下ると、松意らは宗因の発句を乞い得て十百韻を張行した。
・のの字を書く(ののじをかく) 平仮名の「の」の字形から、渦を描くようにすること。また、そういう仕種。特に、女性が恥じらう様子の形容に使う。 例:「畳にのの字を書く」