−ぬれ(nure)−
・濡れ衣(ぬれぎぬ) 1.濡れた衣服。2.無実の浮き名。根も葉もないうわさ。3.無実の罪。 類:●濡れ衣(ぬれごろも)
・濡れ衣を着る(ぬれぎぬをきる) 根も葉もない浮き名を立てられる。また、無実の罪に落とし入れられる。 類:●He plants the stolen
jewels in my bag.<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>
・濡れ手で粟(ぬれてであわ)
・濡れ鼠(ぬれねずみ) 1.水に濡れた鼠。2.衣服を着たまま、全身がずぶ濡れになっている様子。 用例:日葡辞書「ヌレネズミノヤウニナッタ」
・濡れ場(ぬれば) 芝居で、男女の情事を演じる場面。また、芝居に限らず、情事の場面。 類:●ラブシーン 例:「濡れ場を演ずる」
・濡れ者(ぬれもの) 1.情事に通じた人。色恋の道に巧みな人。 類:●好色者●濡れ人 2.心中を企てた男女。
・濡れぬ先こそ露をも厭え(ぬれぬさきこそつゆをいとえ) 濡れる前には露が掛かるのも嫌うが、一度濡れてしまえば濡れることなど平気になるという意味で、一度身を誤れば、もっと酷い過ちを犯しても平気になる。
・濡れぬ先の傘(ぬれぬさきのかさ) 雨が降りそうなときは傘を用意して出掛けなさいということ。一般に、失敗しないよう、前もって用心しておくべきである。また、予(あらかじ)め十分に備(そな)えておくべきであるということ。 類:●降らぬ先の傘●転ばぬ先の杖