−おま(oma)−
・お前軽薄(おまえけいはく)[=追従(ついしょう)] その人の面前で媚び諂(へつら)うこと。
・お前百までわしゃ九十九まで(おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで) 貴方が100歳まで私が99歳まで、共に長生きしましょうということ。末永く一緒にいましょうという夫婦の誓(ちか)いの意味あいも込められる。後に「共に白髪(しらが)の生えるまで」と続ける。 出典:「伊勢音頭」など各種民謡 ★「お前(お前さま・お前さん)」が上級の尊敬語だった頃の言葉で、妻が夫に対して言ったもの。
・お負け(オマケ) 1.商品の値を安く売ったり、景品、付録を付けたりすること。また、その付けた品。 例:「百円おまけしましょう」「おまけにキャラメル一箱」 2.大袈裟にものを話すこと。また、その話。 用例:雑俳・柳多留−一一「女郎屋のおまけは内義申ます」 3.お世辞。おべっか。 用例:滑・浮世床−初「おまへさんがたへお負(まけ)を申すぢゃないが」
・お負けに(おまけに) そのうえに。それにつけ加えて。そればかりでなく。 用例:人情・春色梅美婦禰−五「夫(それ)におまけにお百度を踏だので猶の事ネヱ」 ★先行の事柄に後行の事柄が添加されることを示す<国語大辞典(小)>
・御待ち遠様(おまちどおさま) 人を待たせた時の挨拶(あいさつ)にいう言葉。 例:「カツ丼2人前、お待ち遠様でした」