−おみ(omi)−
・お見限り(おみかぎり) 人などに、愛想(あいそ)を尽かすこと。馴染みの店などに、まったく顔を出さなくなること。 類:●お見捨て●見切りを付ける 用例:滑・浮世床−初「亀さん、きついお見限りだネエ」 ★特に、遊里などで馴染の客がしばらく姿を見せない時にいう<広辞苑第4版(岩)>
・お神酒上がらぬ神はない(おみきあがらぬかみはない) 「上がる」は、「供(そな)えられる」の意味。神社や神棚に酒を供(そな)えられ、神様でさえ飲むのだから、人間が酒を飲むのは当たり前だということ。酒飲みに都合の良い解釈。 ★「おみき」は「大御酒」とも書き、「お」「み」は接頭語。
・お神酒が上がっている(おみきがあがっている) 人を神様に見たてて、お酒を飲んで酔っている様子。 例:「昼間からお神酒が上がっている」
・お味噌(おみそ) →味噌(みそ)4.
・御見逸れ(おみそれ)・御見外れ 「見過ごすこと」「見忘れること」の謙譲語。 1.人と会ったとき、うっかりして気が付かなかったことや、誰であるか思い出せないことを謙遜して言う挨拶(あいさつ)語。 用例:洒・嘉和美多里「これは大きにおみそれ申やした」 2.評価を間違えて軽く見ること。侮(あなど)ること。 類:●見違える 例:「お若いのに部長、これは御見逸れしました」 用例の出典:嘉和美多里(??) 洒落本。・・・調査中。
・お見舞いする(おみまいする) 1.訪問する。挨拶(あいさつ)に行く。 類:●弔(とぶら)う 2.病気や災害にあった人を訪ねて慰(なぐさ)める。また、書面で問い慰めたり、金品を贈ったりする。3.相手にとって好ましくないことをしたり、好ましくない状態にしたりする。 例:「鉄拳をお見舞いする」
・お宮入り(おみやいり) 「迷宮入り」を、言い換えた言葉。
・お宮の鈴(おみやのすず) 地口(じぐち)の一つ。お宮の鈴はいつも振られていることから、異性に振られ続けている人を嘲(あざけ)って言う。 例:「ヤツはお宮の鈴で、振られっ放しよ」