−れつ(retu)−
・烈火の如し(れっかのごとし) 燃え盛る火のようであるということで、炎のように激しく怒る様子。
・歴とした(れっきとした) 1.身分や家柄が高い。その存在や価値などが確かなものとして、世間に重んじられている。 例:「暦とした家柄の人」 用例:浄・卯月の紅葉−上「在所にれっきと親も有」 2.疑う余地がないほど確かである。 例:「歴とした証拠」 3.整っていて立派である。きちんとしている。 用例:滑・八笑人−三「ヘンあんまりれっきともしねへけれどサ」 用例の出典:緋縮緬卯月の紅葉(ひぢりめんうづきのもみじ) 浄瑠璃。近松門左衛門。宝永3年(1706)。古道具屋の娘おかめの婿養子与兵衛が、家督相続をめぐっておかめの父の妾と弟に家を追い出され、おかめも後を追って脱出。梅田堤で夫婦心中するが、与兵衛だけ生き残る<近松門左衛門でござーい!>
・烈士は名に徇ず(れっしはなにじゅんず)・徇(したが)う 貪欲な人間は財貨のために命を捨て、節義の高い人間は名誉のために命を捧(ささ)げるものである。 出典:「文選−賈誼・フク[服+鳥]鳥賦」「貪夫殉財兮、烈士殉名」 参考:貪夫は財に徇ず
・烈女は二夫を更えず(れつじょはにふをかえず) 気性が強く貞操の堅い女は、夫の死後に再婚して他の男を夫とすることはしない。 類:●貞女は両夫に見えず●(男)忠臣は二君に事えず
・レッテルを貼られる(れってるをはられる) 一方的に人格や能力などの格付けをされる。 類:●烙印を押される 例:「怠け者のレッテルを貼られる」 ★「レッテル」は、オランダ語のletterのことで、商品に貼り付けた紙片のこと。
・劣等感(れっとうかん) 自分が他人より劣っているという感情、または、感情的反応。不安な感じ、失敗への恐怖、無力感、自信欠如感、嫉妬、羨望などを含む感情。 反:■優越感