−りく(riku)−
・六合(りくごう) 天地と四方とを合わせた六方向。主に、上下と東西南北の六つの方角。上下四方。天下。全宇宙。
・六親和せずして孝慈有り(りくしんわせずしてこうじあり) 親子、兄弟、夫婦の六親の間で不和が生じると、孝行や慈悲というものが必要となる。孝慈が取り沙汰(ざた)されるときは、六親が和合していない証(あかし)である。 類:●家貧しくして孝子顕わる 出典:「老子−十八章」「六親不和有孝慈、国家昏乱有忠臣」
・理屈が良い(りくつがよい)[=いい] 1.懐具合が良い。裕福である。また、幸運である。2.得である。有利だ。
・理屈と膏薬は何処にでも付く(りくつとこうやくはどこにでもつく) 1.屁理屈を付ける者は、言い方一つでどちらの意見にも味方できるが、結局のところ、確固とした意見を持っている訳ではないということ。日和見主義の喩え。 類:●内股膏薬 ★昔の「膏薬」は、両面張り付いたので、日和見(ひよりみ)の喩えとして用いられた。 2.屁理屈を捏(こ)ねれば、どうとでも解釈できるということ。屁理屈を咎(とが)めて言う。
・理屈を捏ねる(りくつをこねる) 無闇に理屈を言う、或いは、理屈を言って相手を困らせること。
・理屈を付ける(りくつをつける) 無理矢理に理屈を言って関係付け、ものごとの筋道を立てようとすること。