−ろし(rosi)−
・魯酒薄くして邯鄲囲まる(ろしゅうすくしてかんたんかこまる) 魯が献上した酒が水っぽかったから、関わりないはずの趙(ちょう)の都・邯鄲が包囲される羽目に陥(おちい)る。世の中には、一見関係ないと思われるところに、因果関係があるものである。 類:●唇亡びて歯寒し 出典:「荘子−キョ[月+去]篋」「唇竭則歯寒、魯酒薄而邯鄲囲」 楚の宣王(せんおう)が会合を催したとき、魯が持参した酒が薄かったので宣王は怒ったが、魯は釈明もせずに帰った。即座に、宣王は斉と共に軍を起こし魯を伐(う)った。それを良いことに、梁(りょう)の恵王(けいおう)は趙を攻め、邯鄲を包囲した。