−さひ(sahi)−
・錆は鉄より出でて鉄を腐らす、愚痴は人より出でて人を亡ぼす(さびはてつよりいでててつをくさらす、ぐちはひとよりいでてひとをほろぼす) 自分の行為の報いとてして禍災を蒙(こうむ)る。自分の悪行が元で、結果として自分が苦しむこと。 類:●身から出た錆 出典:「法句経−240」「錆は鉄より生ずれど、その鉄を傷つくるが如く、穢れある人は己の業により悪処に導かれん」
・山葵を利かせる(さびをきかせる) 1.寿司などで、山葵(わさび)をたっぷり付けて味を引き締める。2.ものごとを、ぴりっと引きしまった感じにする。 類:●山葵が利く ★楽曲の盛り上がりの部分「サビ」の語源であるという。一方、「さび」を「低音を効かせた哀切な部分」と解して、「寂(さび)」が語源であるともいう。