−さた(sata)−
・沙汰の限り(さたのかぎり) 1.是非を論じる範囲。2.是非を論じる範囲を越えていること。 類:●もってのほか●論外●言語道断●沙汰の外(ほか) 用例:虎寛本狂言・千鳥「其様な沙汰の限りな事が有るものか」 用例の出典:千鳥(ちどり) 狂言。各流。酒を断られた太郎冠者は、酒屋に津島祭の千鳥や流鏑馬(やぶさめ)のことを仕形まじりに話し、油断している隙に酒樽を取って逃げる。 参考:大蔵虎寛本(おおくらとらひろぼん) 狂言台本。大蔵流。大蔵彌右衛門虎寛(とらひろ)。寛政4年(1792)。・・・詳細調査中。
・定め無い(さだめない) ものごとはいつどうなるか分からない。一定しない。移り変わり易い。 類:●無常 用例:宇津保−国譲上「それこそはよの中さだめなければ、かならずとも思はず」
・沙汰止み(さたやみ) 官府からの命令が中止や立ち消えになってしまうこと。また、計画していたことが中止になること。
・左袒(さたん)