−せま(sema)−
・狭き門(せまきもん) 1.競争が激しくて入学や就職が難しいこと。また、そのような入ることが非常に難しいところ。 例:「芸大は狭き門だ」 2.元は、聖書にある言葉。キリスト教で、天国に至る道は険しいものだということの喩え。 出典:「新約聖書−マタイ伝7」「狭き門より入れ、…生命に至る門は狭く、その路は細く、之を見出す者すくなし」 3.アンドレ・ジイドの著作の題名。
・迫り痴る(せまりしる) 貧しさに追い詰められて愚かになる。貧乏のために頭が呆(ぼ)けてしまう。 用例:宇津保−藤原の君「せまりしれたる大学の衆のいふやう」
・迫り惑う(せまりまどう) 貧困になって苦しむ。貧しくなって途方に暮れる。 用例:宇津保−忠こそ「博打(ばくち)のせまりまとひたるを召して」