−せに(seni)−
・銭ある時は鬼をも使う(ぜにあるときはおにをもつかう) 金銭の蓄えさえあれば、どんな人でも自分の意のままに使えるということ。 類:●地獄の沙汰も金次第
・銭あれば木仏も面を和らぐ(ぜにあればきぶつもおもてをやわらぐ) 木仏のように感情の冷ややかな者でも、お金のある者には表情を和らげるものである。金の力には誰でも靡(なび)くということの喩え。 類:●阿弥陀も銭ほど光る●金さえあれば行く先で旦那
・銭金は親子でも他人(ぜにかねはおやこでもたにん)[=夫婦でも〜] 金銭のこととなると、親子のような親しい間柄でも他人がましくなるものである。親しい間でも、金銭の貸し借りには、けじめを付けなければならないということ。 ★略して「銭金は他人」とも。また、「なんの仲でも銭金は他人」などとも言う。
・銭になる(ぜにになる) 収入になる。儲(もう)けになる。
・背に腹は替えられぬ(せにはらはかえられぬ)
・銭離れが良い(ぜにばなれがいい) 気前良く金銭を使う。金銭の使いっ振りが良い。 類:●金離れ