−しは(siha)−
・死は或は泰山より重く、或は鴻毛より軽し(しはあるいはたいざんよりおもく、あるいはこうもうよりかるし) 死というものは、立派に死んだ時は泰山より重く、つまらないことで死んだ時は鳳の羽毛より軽い。 出典:司馬遷「報任少卿書」「人固有一死。或重於泰山、或軽於鴻毛。用之所趨異也」
・芝居蒟蒻芋南瓜(しばいこんにゃくいもかぼちゃ) 江戸時代の女の好きなものを語呂(ごろ)良く並べたもの。 類:●芋蛸南瓜(いもたこなんきん)
・芝居を打つ(しばいをうつ) 1.芝居の興行を催す。2.相手に本当らしく思い込ませて自分を有利にするため、作り事をしたり言ったりして騙(だま)す。 類:●一芝居打つ
・士は己を知る者の為に死し、女は己を説ぶ者の為に容る(しはおのれをしるもののためにしし、おんなはおのれをよろこぶもののためにかたちづくる) 男は自分の理解者の為に命を賭けるものであり、女は寵愛してくれる者の為に化粧するものである。 出典:「戦国策−趙策・一」 ★「史記−刺客列伝」にも豫讓(よじょう)の言葉として見られる。「嗟乎、士爲知己者死、女爲説己者容」 ★「枕草子−四九」にも「士は己を知る者のために死ぬ」とある。
・死は鴻毛より軽し(しはこうもうよりかるし) 死というものは鳳(おおとり)の羽毛より軽い。 出典:司馬遷「報任少卿書」 
・死馬の骨(しばのほね) 嘗(かつ)ては傑出したものであったが、今は何の価値もないもの。また、「死馬の骨を買う」「死馬の骨を五百金で買う」など、つまらない者を先ず優遇すれば、優れた者が自ずから集まってくるという意味でも使う。 出典:「戦国策−燕策上・昭王」 類:●隗より始めよ
・死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
・駟馬も追う能わず(しばもおうあたわず)[=に及ばず] 一度口に出してしまうと取り返しが付かない、発言は慎重にしなければならないということ。 類:●駟(し)も舌に及ばず 用例:「説苑−説叢」「口者関也、舌者機也、出言不当、駟馬不能追也」
・自腹を切る(じばらをきる) 自分の金を出して支払う。多くは、あえて自分が費用を出さなくてもよい場合に出すことにいう。 参考:自腹(じばら) 自分の腹。転じて、自分の財布。自分の銭。また、自分の銭で支払うこと。