−しふ(sihu)−
・渋が出る(しぶがでる)[=来る] 苦情が出る。
・渋皮が剥ける(しぶかわがむける) 女性が、田舎臭さが抜けて都会風になる。垢(あか)抜けして美しくなる。また、ものごとに慣れて巧みになる。堅苦しいところが取れて世慣れる。 類:●渋が剥ける●渋り皮が取れる
・雌伏(しふく) 1.雌鳥が雄鳥に服従すること。転じて、人の下に屈従していること。 出典:「後漢書−趙典伝」「大丈夫当雄飛、安能雌伏」 反:■雄飛 2.やがて活躍する日を期しながら、暫(しばら)くの間、活躍の機会をじっと待つこと。 類:●三年飛ばず鳴かず
・私腹を肥やす(しふくをこやす) 公(おおやけ)の地位や職権を利用して、不当に自分の利益を貪る。
・渋々顔(しぶしぶがお) 嫌々そうな顔。不機嫌な顔付き。
・渋ちん(しぶちん) 自分の金品を出し惜しみする人を指す俗語。 類:●けちん坊●しわん坊●しみったれ●赤螺屋吝兵衛
・渋を食う(しぶをくう)[=喰(く)らう] 割に合わない目に遭(あ)う。また、小言を言われる。苦情や咎(とが)めを受ける。 用例:滑・八笑人「渋を食つて縛られてもつまらねえ」
・時分柄(じぶんがら) 丁度その時分に相応(ふさわ)しいこと。時機に相応していること。 類:●時節柄●折柄 用例:浮・好色一代男−七「正月の入用御無心の書簡はいしまいらせ、時分がら忝存候」 例:「時分柄、早めにお召し上がりください」
・四分五裂(しぶんごれつ) いくつにも裂け分かれること。纏(まと)まりのあったものが、ばらばらに分かれて、秩序をなくすこと。
・自分の頭の上の蝿は自分で追え(じぶんのあたまのうえのはえはじぶんでおえ) 自分が起こした不始末は自分自身で解決しなさいということ。 類:●頭の上の蝿を追え●Mind your own business. 己の頭の蝿を追え<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典> 参考:頭の上の蝿も追えぬ
・自分の胸に聞いてみろ(じぶんのむねにきいてみろ)[=手前ぇの〜] 自分を顧みて考えてみれば思い当たるものがある筈だということ。 類:●胸に聞く