−しん(ま)(sin7)−
・新米(しんまい) 1.その年新たに収穫した米。 反:■古米 2.仕事・芸事などで、まだ従事してからの日が浅く慣れていない者。まだ未熟な者。 類:●新参者●見習い ★「新前(しんまえ)」の音変化。 ★江戸時代、商家の新しい奉公人を「新前掛け」と呼んだことから。
・神武以来(じんむいらい)[=この方(かた)] 日本の第一代の天皇が神武天皇とされるところから、日本国が始まって以来。大昔からこの方。 類:●開闢(かいびゃく)以来 例:「西から日が昇るなど、神武以来起こっていない」
・神明に横道なし(しんめいにおうどうなし) 神様は邪(よこしま)なことや、悪事を働かない。 類:●鬼神に横道なし
・身命を賭する(しんめいをとする) 命を賭ける。命を擲(なげう)つ。 類:●死を賭す
・人面獣心(じんめんじゅうしん) 顔は人間だが心は獣に等しいということで、恩義を知らない人、冷酷非情な人や義理人情を弁(わきま)えない者を罵(ののし)る言葉。 類:●人でなし ★「人面」は、「にんめん」とも読む<国語慣用句辞典(集)>
・人面桃花(じんめんとうか) 1.思い出の娘の顔は、桃の花と映(は)え合って綺麗であった。以前出会った所に行っても、今はもうその娘には会えないということ。悲恋の喩え。 出典:崔護の七言絶句「題キ城南荘」「去年今日此門中、人面桃花相映紅」 唐の崔護(さいご)が桃の花の下で美人に会い、忘れ兼ねて、翌年また訪ねたがその人に会えなかった。そこで、「人面桃花相映じて紅なり」の詩を、その門に残して去った。 2.また、思いながらも会うことが叶わない女性を指していう。3.転じて、単に、桃の花のように美しい女性の顔の喩えとしてもいう。 類:●佳人
・真面目(しんめんもく・しんめんぼく) 1.そのものの本来のありさまや姿。 類:●真価●真骨頂 例:「真面目を発揮する」 2.真面目(まじめ)なこと。 類:●実直●真摯(しんし)
・陣門に降る(じんもんにくだる) 敵に降参する。負ける。 類:●白旗を揚げる