−しな(sina)−
・撓垂れる(しなだれる) 1.重みのために垂れ下がる。力なく靡(なび)き傾く。 用例:俳・鷹筑波−五「しなだるる柳はほそき目もと哉」 2.人に甘えたり媚(こ)びたりして、寄り添う。甘えて凭(もた)れ掛かる。 用例:浮・好色一代男−二「横目にしなだれ、さし合有時はゐんぎんに仕懸」 用例の出典:鷹筑波集(たかつくばしゅう) 俳諧発句付句集。1巻。寛永15年(1638)。山本西武撰。
・至難の業(しなんのわざ) この上なく難しい行為。極めて困難な仕事。 例:「冬山の救助は至難の業だ」