−して(site)−
・地で行く(じでいく) 1.想像上の事柄などをそのまま現実の世界に移して、実際に行なう。 例:「アクション映画を地で行く」 2.「地」は本性や素顔という意味で、自分のありのままを見せること。ありのままに行動する。
・為て遣ったり(してやったり) 古文の「為て遣りたり」の促音便。「たり」は、完了の助動詞。 1.ものごとを、思い通りにうまく片付けた。首尾(しゅび)良くやり果(おお)せた。 類:●しめしめ●占め子の兎 例:「してやったり。ついに完成させたぞ」 ★多く、感動詞的に用いる。 2.相手をうまく誤魔化(ごまか)してやった。騙(だま)してやった。 類:●まんまと 例:「してやったりという顔をした」
・四天王(してんのう) 1.仏教用語。須弥山(しゅみせん)の中腹にある四天王の主(あるじ)で、東方の持国(じこく)天、西方の広目(こうもく)天、南方の増長(ぞうじょう)天、北方の多聞(たもん)天(=毘沙門天)のそれぞれを主宰する王の総称。八部衆を支配して帝釈天に仕え、仏法と仏法に帰依(きえ)する人々を守護する。 類:●四大天王 2.臣下、弟子などの中で最も優れている四人の称。また、ある道、ある部門で才芸が最も優れている四人を挙げて言う。 ★例えば、「和歌四天王(南北朝)」=頓阿・慶運・浄弁・兼好。