−しわ(siwa)−
・皺伸ぶ(しわのぶ) 1.顔の皺が伸びるの意味で、老人の心が若返る。 用例:源氏−若菜下「老いの波のしはのぶばかりに」 2.眉間(みけん)の皺が伸びるの意味で、心が晴れ晴れする。 用例:源氏−総角「おほかたれいのみたてまつるに、しはのぶる心ちして」
・皺を伸ばす(しわをのばす) 息抜きをする。気持ちをのんびりさせる。
・吝ん坊の柿の種(しわんぼうのかきのたね) 食べることのできない柿の種まで物惜しみするほどけちである。使えそうもないものまで惜しがるような、度の過ぎた吝嗇家(りんしょくか)を罵(ののし)って言う。 類:●吝ん坊の柿のへた ★「吝ん坊」は、けちの古風な言い方。