−しや(さ)(siya3)−
・車軸の雨(しゃじくのあめ) 雨足(あまあし)が車軸のように太い雨。大雨の形容。 類:●車軸の如し●車軸を流す●車軸をさす
・車軸を流す(しゃじくをながす)[=下(くだ)す・降らす] 雨足の太い雨が降る。激しく雨が降る。
・じゃじゃ馬(じゃじゃうま) 1.人に馴れない気性の荒い馬。 類:●駻馬(かんば) 2.比喩的に、他人の言うことに従わない暴れ者。3.我が儘で扱いにくい者。特に、利かん気の我が儘娘。 類:●お転婆 ★「じゃじゃ」は、駄々(だだ)の幼児語から。
・じゃじゃ馬馴らし(じゃじゃうまならし) 1.原題(英語)The Taming of the Shrew。戯曲。5幕。シェークスピア。1593〜94年頃。鋳掛屋クリストファの夢物語。パプティスタ家のじゃじゃ馬の姉娘と、しとやかな妹娘の結婚を巡る喜劇。2.従順でない妻や娘、恋人などを上手く扱うこと。 人物:シェークスピア(ウィリアム) イギリスの劇作家、詩人。1564〜1616。人間世界のさまざまな悲劇・喜劇を描き多くの名作を残した。作品としては、「ヘンリー四世」「ジュリアス‐シーザー」などの史劇、「ベニスの商人」「真夏の夜の夢」などの喜劇、「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リヤ王」の四大悲劇のほか、詩集、ソネット集なども多数ある。「沙翁」「沙比阿」の漢字を宛てる。
・社稷の臣(しゃしょくのしん) 1.国家の命運を左右するような、重要な臣下。 類:●国家の元臣 2.私情に左右されず、公正な立場で国家のことを考えるような家臣。 出典:「礼記−檀弓・下」「有臣柳荘也者、非寡人之臣、社稷之臣也」 衛公が、大夫の柳荘(りゅうそう)の死に際して、祭礼を中断してまでも臨終の場に駆け付けた。 ★「社」は土地の神、「稷」は五穀の神。共に国家の祭祀の重要な対象であったことから、「社稷」は国家の意味となった。