−しや(ま)(siya7)−
・沙弥から長老にはなれぬ(しゃみからちょうろうにはなれぬ) 仏門に入ったばかりの修行僧が、間を省いて一気に学徳を備えた高僧になることはできない。ものごとは順序や段階を踏まなければならないことの喩え。一足(いっそく)跳びの出世などを望むものではないということ。 類:●仏になるも沙弥を経る●端から和尚はない●生まれながらの長老なし●河童も一度は川流れ
・三味線を弾く(しゃみせんをひく) 1.相手の言うことに適当に調子を合わせて応対する。 用例:滑・当世阿多福仮面「下女はよいかげんに三味線ひいて」 2.あらぬ事を言って惑(まど)わせる。誤魔化(ごまか)す。