−しよ(か)(siyo2)−
・諸行無常(しょぎょうむじょう) 仏教用語。仏教の根本主張である三法印の一つ。世の中の一切のものは常に変化し生滅して、一ヶ所に留まらない。永久不変なものはないということ。この世の全てのものは儚(はかな)いものであるということ。 参考:三法印(さんぼういん) 諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の三つ。
・食玉炊桂(しょくぎょくすいけい) 生活の必需品である薪の値段が高級な桂よりも高く、食料の値段が宝玉よりも高い都で生活していく者の苦しみ。物価の高い都会で生活する苦しさの喩え。また、地方から都会に出て来て苦学することの喩え。 類:●桂焼き玉炊ぐ●桂玉之艱●桂玉之地●都門桂玉 出典:「戦国策−楚策」「今令臣食玉炊桂、因鬼見帝」
・食指が動く(しょくしがうごく)
・触手を伸ばす(しょくしゅをのばす) 野心を持って、対象物に少しずつ働き掛ける。特に、何かを自分のものにしようとして近付くこと。
・燭寸の詩(しょくすんのし) 詩作の力量を試すために、蝋燭(ろうそく)が一寸ばかり燃える短い間に作らせる詩。 出典:「南史−王僧孺伝」「竟陵王子良、嘗夜集学士、刻燭為詩。四韻者、則刻一寸、以此為率」
・食前方丈(しょくぜんほうじょう) 食事をする時、御馳走を膳の前に一丈四方一杯に並べること。極めて贅沢な食事の喩え。 出典:「孟子」 参考:1丈(じょう)=約3.03メートル。
・植物人間(しょくぶつにんげん) 植物状態にある者。大脳の傷害により意識や運動性はないが、脳幹部以下に異常がないために呼吸や循環は保たれている者。
・食を願わば器物(しょくをねがわばうつわもの) 食べ物を貰おうとするなら、先ず入れ物を用意しなければならない。準備が必要だということの喩え。
・悄気る(しょげる) 失望したり失敗を叱られたりして、それまでの元気を失なう。しょんぼりとなる。 類:●しゅんとなる●萎(しお)れる 用例:滑・膝栗毛−六「弥次はしょげてだんまり」 ★「悄気」は当て字<国語大辞典(小)>