−しよ(ら)(siyo9)−
・女郎買いの尻切れ草履(じょろうがいのしりきれぞうり)[=糠味噌汁(ぬかみそじる)] 遊郭で女郎買いをして浪費するような者は、却(かえ)って家ではけちであるということの喩え。 類:●傾城買いの糠味噌汁
・女郎に誠あれば晦に月が出る(じょろうにまことあればみそかにつきがでる) 陰暦では、晦日(30日)の夜に月が出ることはないところから、女郎の言行には真実がなく、嘘ばかりであるということの喩え。
・女郎の千枚起請(じょろうのせんまいぎしょう) 女郎は元々客を騙(だま)すのが商売だから、起請を千枚書いても信用できない。また、一般に、信用できないものの喩え。 参考:起請(きしょう) 男女が将来を取り交わす文章。また、その約束。遊郭での心中の一種から起こったもの。起請誓紙。